―――キャスティングワン入社までのキャリアを教えてください。
生まれも育ちも新潟で、社会人6年目までを過ごしました。
新卒で入社したのは地元の金融機関で、窓口対応から営業や融資などを担当していました。大学が理系だったこともあり、東京にある中央機関に出向になったのですが、基幹システムのリプレイスプロジェクトのPMに従事したことが転機になりました。
とても大きなプロジェクトに従事する中で、よりスピード感があり色々なフェーズを経験できるプロジェクトやプロダクトにチャレンジしてみたいと思い、2018年リクルートジョブズ(現リクルート)に転職しました。そこでSaaSのプロダクトの企画を担当した時に代表の野澤と出会い、会社としての立上げを経験したいと思い入社しました。
―――土地を変え、会社を変え、とても激動のキャリアですね。
最初の転職のときはかなり驚きました。
金融業界と人材業界では会社としての文化がまったく違うことにカルチャーショックを受けましたね。メールの返信ひとつとっても、業務連絡がこんなにフランクな感じでいいのかって。(笑)
ですが、自分自身は物怖じするタイプではないこと、どんな環境でも素早くキャッチアップすること、コミュニケーションを取るのが好きだったのもあり、あまり深く考えたことはないですね。
年次が進むにつれて、どうしても業務範囲が広がり各部門の戦略統合する関係上、様々な部署との連携が求められることも多かったことも自分のファンダメンタルとフィットしていたんだとおもいます。
―――チャレンジする場所をキャスティングワンに決めた理由は何ですか?
代表の野澤に声を掛けられた時、プロダクトが発展途上だったこともあり、会社としての立上げに関与できると思ったからです。
また、人材業界にいたからこそ市場が潤沢であることや、切り口が明確で面白いと思いました。
プロダクトが良いものであること、タイミングがマッチしていること、そして自分の強みである戦略や組織づくりにゼロベースで従事できる魅力がありました。
―――新規事業立ち上げやプロジェクトマネジメントを経験されたのち、現在従事している業務を教えてください。
カスタマーサクセス業務が7割、その他組織づくり等が3割程度で、顧客と伴走しながら最大の成果を出すために何ができるかを一緒に考える業務がメインです。
カスタマーサクセスにおいて求められるのは感受性とコミュニケーション能力の高さです。
顧客の声や話す内容からどのように解釈するかが、非常に需要だと思っています。もちろん、テクノロジーで解決していくという視点では、データを読み解く力やそれらをアウトプットできるExcel等のポータブルスキルも必要ですね。
―――カスタマーサクセスは色んな武器を持つ必要がある印象を受けますが、どういう方が活躍できると思いますか?
ポジション関係なくいえることだと思いますが、当事者意識をもって業務に臨める方でしょうか。
僕は、努力次第でスキルは後からついてくるものだと思っています。作業をこなすことも大事ですが、領域を越境していくと、自身の成長につながることはもちろん、事業や会社の成長にもつながっていきます。自分の声を持つことができる方は活躍ができると思います。
―――線引きをせず物事を乗り越えていく上で、大切にしているものは何でしょう。
リクルート時代の上司が言われていた「ブレイク・ザ・バイアス」という言葉は今も大切にしています。
人間は自分の中の物事を考える時に、どうしても尺度を決めてしまい、自分の勝手なイメージや周辺環境といったバイアスに作用されがちになってしまいます。
「先入観を取っ払って、フラットに物事を考えよう。」これから入社するメンバーにも伝えていきたいと思っています。
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