株式会社マックスサポートは、ロジスティックやメディケア、フィールドエンジニアリングなど多岐にわたる人材サービスを全国で展開する総合人材企業です。同社では現在、ロジスティック事業を中心にCastingONEを活用いただいています。
同事業では以前から、スタッフへのお仕事案内にLINE VOOMを活用していましたが、使い方が分からないスタッフがお仕事情報にたどり着けずに離脱するという課題を抱えていました。その対策として専任アルバイトを配置し、LINEで一人ひとりに案件を個別案内していましたが、工数・人件費ともに膨大な負担となっていました。その解決策としてCastingONEを導入し、スタッフが自発的に応募できる仕組みを構築。今回は、本プロジェクトを推進された佐藤様に、導入の背景と劇的な業務改善の成果についてお話を伺いました。
導入の背景
- 既存スタッフの掘り起こしに関して、求人案内の手段がLINE VOOMに依存しており、使い方が分からないスタッフが求人にたどり着けず離脱していた
- LINE VOOMを補うため専任者を配置してLINEで個別に案件を案内しており、関東エリアだけで15名分の工数・人件費が発生していた
- 企業側からのアプローチを待つ「受動的なスタッフ」が多く、タイミングが合わないと稼働機会を逃していた
解決策
- CastingONEでお仕事一覧ページを整備し、スタッフが日付ごとにお仕事を探して自発的に応募できる導線を構築
- 一括配信機能を活用し、求人作成からアプローチまでのリードタイムを大幅短縮
- 導入後半年間のカスタマーサクセスによる月1回の定例ミーティングを活用し、運用体制を構築
実際に得られた効果
- 個別の案件案内業務が大幅に削減され、専属スタッフを関東エリアで15名から8名へ半数近くまで削減
- 月間応募1,600件獲得。半年以上稼働のなかった未稼働層から、毎月数十件の稼働を安定して獲得。
- スタッフが自らお仕事を探すようになったことで、マッチングまでのスピードが向上
「ひたすら個別連絡」の限界。アナログな案件案内とスタッフの離脱が課題に

—— まず、CastingONE導入前の課題について教えてください。
最大の課題は、スタッフ向けの「求人案内ページ」の仕組みが社内になかったことです。一応LINE VOOMというサービスに求人を掲載し、そこからお仕事を探してもらう形にはしていたのですが、LINE VOOMの存在自体を知らないスタッフも多く、特に高齢の方はお仕事一覧までたどり着けないという状況でした。結果として、お仕事に出会えないまま当社から離れていってしまうケースが多発していました。
—— その状況に対して、どのような対策を取られていたのでしょうか?
専任のアルバイトスタッフを各支店に配置し、LINEのメッセージで「こんな案件どうですか?」と、いくつかピックアップした求人をひたすら個別に送るという業務を毎日やっていました。基幹システムで候補者を確認しながら、朝出勤してから帰る間際まで、ひたすらその作業を繰り返すという状態です。関東エリアだけで15名近くの専任スタッフをアルバイトで雇用していたので、そこにかかる工数と人件費が膨大になっていました。
—— それでもスタッフの稼働につながっていたのでしょうか?
十分とは言えませんでした。スタッフ側も完全に「受け身」の状態になっており、こちらが働きかけないと稼働に繋がらないという非効率な構造が続いていました。登録はしたものの稼働に至らないスタッフがどんどん増えていく一方でしたね。
導入の決め手は「スタッフが自分で仕事を探して応募できる仕組み」
—— CastingONE導入の決め手は何だったのでしょうか?
「CastingONEでお仕事情報の一覧ページを整備し、求職者さんから応募が入ってくる仕組みを作れる点」です。実は当社の採用単価は元々非常に低く、広告費を削減するという目的はあまりありませんでした。それよりも、日本人の稼働者を増やすために、スタッフ自身が求人を確認して応募できるシステムが必要だと考えていました。
そんな時、同業の派遣会社様からCastingONEをご紹介いただきました。説明を聞く中で、私たちがずっと求めていた「スタッフ専用の求人案内ページ」をCastingONEで構築できると分かり、導入を決めました。スタッフはログイン不要で求人を閲覧・応募できる点も魅力でした。
CastingONEの求職者サイトは、企業ごとに独自環境として構築されるクローズドなページです。Google検索には出て来ず、既存の自社採用サイトとは別に、登録スタッフや応募離脱した方への求人案内チャネルとして併用できます。
専属スタッフを半減。未稼働層から毎月数十件の稼働を実現。
—— 実際の成果について教えてください。
最も大きな変化は、企業側からスタッフに接触しにいく工数が確実に減ったことです。以前は関東エリアだけで15名ほどの個別連絡専属のスタッフを雇用していましたが、今は8名程度で回せるようになりました。以前は「柏支店専属」のように配置していましたが、今は「柏と埼玉を兼務する」といった形で、1人で複数支店を広くカバーできるようになっています。
また、未稼働のスタッフからの応募も期待以上でした。月間応募数は1,600件程入ってきます。また、半年から1年以上稼働していなかった方々から、毎月数十件ほどの応募が安定して入ってきています。当初の期待値を上回る水準です。
—— 応募が増えた要因として、どのような点が大きいですか?
CastingONEの単発向け機能が大きいですね。スタッフが日付ごとにお仕事を探せるので、「この日は空いているから働きたい」というニーズにすぐ応えられます。さらに、同じ仕事でも別の日程を含めて一括で応募できる仕組みがあるので、1回のアクションで複数日程にまとめてエントリーできる。以前のように一件一件こちらから案内しなくても、スタッフが自分のペースで仕事を見つけて応募してくれる流れが自然にできています。
こうしたスタッフ起点の応募が増えたことで、意図していなかった成果も出ました。もともと採用単価は非常に低かったのですが、CastingONEを通じた掘り起こしによる採用が増えたことで、結果的に採用単価もさらに下がりました。
—— マッチングのスピードにも変化はありましたか?
かなり上がりましたね。以前は手動で「こんな仕事どうですか」と一人ひとりに送っていたので、手配にすごく時間がかかっていました。今は一括で多くのスタッフに届けられるうえに、スタッフ自身が自分で動いてくれる。LINEで「明日仕事ありますか?」と個別に聞いてくる連絡もかなり減り、スタッフの「待ち」の姿勢自体が変わったと感じています。
新システムへの抵抗感を払拭。「会社のツール」として定着
—— 運用を定着させる上で、苦労された点はありますか?
最初はやはり、新しいシステムを使うことへの抵抗感を示すメンバーも一部いました。ただ、当社の管理ツールの一部としてルール化したことで、今では業務に完全に組み込まれています。
—— どうやってその壁を乗り越えたのでしょうか?
システム自体の使いやすさと、カスタマーサクセスの支援が大きかったです。急遽求人を掲載しなくてはならない事態が発生しても、1分もかからずに求人を作成して配信できます。求人を作る煩わしさもありません。
また、導入から半年近くは月1回の定例ミーティングを組んでいただき、効果的な掲載方法やシステムの不明点などをレクチャーしてもらいました。この伴走支援があったからこそ、スムーズに運用を定着させることができたと感謝しています。
今後の展望:データ活用と他事業部への横展開で、全社的な採用基盤へ
—— 今後のCastingONE活用について、期待されていることを教えてください。
これからは、蓄積されたデータを活用した分析機能の強化に期待しています。「どの求人が応募を集めやすいのか」「年齢別の稼働傾向」などを可視化し、より戦略的な採用活動を行っていきたいです。
新規の採用も当然していかなければなりませんが、眠っている求職者の掘り起こしも同時にしていかなければなりません。新規媒体からの応募者は登録促進用の求人で集めている面もあり、実際の案件とマッチしないケースも少なくありません。だからこそ、すでに当社を知っている既存スタッフの掘り起こしと、新規採用の両輪を回していくことが重要だと考えています。
また、現在はロジスティック事業の単発(スポット)案件での利用がメインですが、今後は事務やコールセンター、介護など、他の事業部での中長期・レギュラー派遣にも展開していきたいと考えています。