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- 【掘り起こし/採用CRM】未稼働95%からの改善で月80名採用・トランス・コスモスパートナーズ|CastingONE導入事例
2025.12.02
【掘り起こし/採用CRM】未稼働95%からの改善で月80名採用・トランス・コスモスパートナーズ|CastingONE導入事例

トランスコスモスパートナーズ株式会社は、総合人材サービス企業として、コンタクトセンター・事務職を中心とした人材派遣やBPO事業などを全国で展開しています。同社では3年ほど前から、採用活動の属人化解消と効率化を目指し、部門横断型の採用プロジェクトを推進。その中核施策としてCastingONEを導入し、「個人の勘と経験に頼る採用」から「組織でデータを資産として活用する採用」への変革に取り組みました。
今回は、導入の背景や導入後の成果について、同社の田中様にお話を伺いました。
導入の背景
- 掘り起こし業務が属人化しており、活動量や成果が可視化されていなかった
- 登録者の95%が未稼働状態にあり、過去の登録データが資産として活用されていなかった
- 新規媒体の効果が頭打ちになり、採用単価の高騰が懸念されていた
解決策
- CastingONEで掘り起こし活動のログを蓄積し、成果の可視化を実現
- 「配信予約」「定期配信」機能の活用により、運用工数を削減しながら継続的なアプローチ体制を構築
- 「求職意欲の可視化」により、確度の高い人材への優先的なアプローチを可能に
実際に得られた効果
- 掘り起こしの採用単価を6万円から2万円以下に削減(新規媒体比80%減)
- 月間2,000件以上の応募、月間80名の採用を達成
- 全拠点の活動状況が見える化され、成功事例の横展開や自走する組織文化が定着
登録者の95%が未稼働。過去登録者の活用が課題に

—–—まず、CastingONE導入前の課題について教えてください。
もともと採用活動は各拠点の「個人の力」に依存していました。 3年ほど前までは、支店ごとに採用手法もルールもバラバラ。特に「過去登録者の掘り起こし」については、コーディネーターが個別にメールを送って、返信が来たら架電するというアナログな手法でした。
—–—どのような問題が起きていたのでしょうか?
最大の問題は、活動がブラックボックス化していたことです。 「誰に・いつ・何を」送ったのか、データが蓄積されず、成果が出ない理由も分からない。「忙しくて送れていない」のか「送ったけれど反応がない」のかさえ、本部からは見えませんでした。
また、登録者の95%が稼働していない状態で、せっかく獲得した登録者が資産として活かされていませんでした。 「このままでは、ベテランの経験や勘に頼るしかなく、人が入れ替わると組織が回らなくなる」という危機感がありました。
現場としても、配信ツールからメール配信はしていましたが、LINEとの連携もなく、配信予約や分析機能もありませんでした。「とりあえず送る」という状態で、効果的な運用ができているとは言えない状況でした。
目指したのは、安定して掘り起こしができる基盤と仕組みづくり
—–—CastingONE導入の決め手は何だったのでしょうか?
「活動の可視化」と「再現性」です。これまでは「あの人はセンスがあるから掘り起こしができる」という属人性の世界でした。しかし組織として必要なのは、一人の100点プレイヤーではなく、「誰がやっても80点が取れる」仕組みです。
CastingONEなら、誰に・どんな求人を送ったかがログとして残り、スタッフのシグナル(クリックや就業意欲)も可視化できる。「これなら、経験年数に関わらず、データに基づいたアプローチができる」と感じました。
また、「メールとLINEを一括配信できる」点も大きかったです。 これまでは別々に管理していたものが統合され、さらに「配信予約」や「定期配信」による自動配信ができるようになったことで、担当者が不在でも運用が止まらない体制が作れると判断しました。
月間2,000件応募以上、80名採用を実現
—–—実際の成果について教えてください。
数字として明確な成果が出ています。 採用単価は6万円から2万円以下にまで下がり、新規媒体(約10万円)と比較すると80%以上の削減になっています。 応募数も月間2,000件以上、そこから月間80名の採用につながっています。
何より大きいのは、「なぜ成果が出ないのか」が分かるようになったことです。 以前は「ダメでした」で終わっていたのが、今は「配信数が足りていないのか」「開封率が悪いのか」がデータで見える。 「このエリアは配信できていないから、もっと注力しよう」といった具体的な指示が出せるようになり、マネジメントの精度が格段に上がりました。
—–—現場の意識も変わりましたか?
変わりましたね。「求職意欲の可視化」機能のおかげで、闇雲に架電するのではなく、「今、動ける人」に集中してアプローチできるようになりました。 また、全拠点の数字が見えるようになったことで、「あの拠点のやり方を真似しよう」という横の連携が生まれ、成功事例が共有される文化が定着してきました。
精神論だけでは定着しない。「現場が自走する」仕組みづくり
—–—運用を定着させる上で、苦労された点はありますか?
最初の1年は、なかなか浸透しませんでした。今まで仕組みとして整えられていなかったため、どうやって進めれば良いのかなかなか解が見つからなかったんですよね。
—–—どうやってその壁を乗り越えたのでしょうか?
精神論だけでなく、「止まらない仕組み」を作ったことが大きいです。
特に「配信予約」や「定期配信」という自動配信機能のおかげで、コーディネーターが休みの時も、忙しい時も、自動的にアプローチが続く環境が作れました。「時間がないからできない」という言い訳ができなくなったとも言えます(笑)。
また、CastingONEのカスタマーサクセスの方が、第三者の視点で「掘り起こしに効果的なアプローチ方法」をレクチャーしてくれたり、「この拠点は配信が足りていないので、もっとやりましょう」と具体的に指摘してくれたのも助かりました。社内の人間が言うより、客観的なデータを持つパートナーからの指摘の方が、現場も納得感を持って動いてくれます。
—–—そこで現場の意識も変わっていったのですね。
そうですね。運用が習慣化し、データが可視化されたことで、拠点を超えた横の連携も生まれました。「他の拠点の成功事例を真似しよう」という前向きなモチベーションが出てきたのです。
便利な機能による「省力化」と、伴走支援による「動機付け」の両輪があったからこそ、現場も納得感を持ってCastingONEを使いこなし、掘り起こしの文化が浸透したのだと思います。
今後の展望:データを資産として積み上げ、「採用マーケティング基盤」を構築する
—–—今後のCastingONE活用について、期待されていることを教えてください。
これからは、CastingONEでの活動を通じてデータを蓄積し、「求職者データ×求人データ」のマッチング精度を高めていきたいです。行動データや属性データを資産として積み上げることで、将来的には「この求人にはこの人が反応しやすい」といった傾向を分析し、半自動的に最適なアプローチができる世界観を目指しています。
2030年には、新規媒体での集客はさらに厳しくなるでしょう。 その時、自社のデータベースという「資産」をどれだけ有効活用できるかが、企業の存続に関わってきます。 CastingONEは、単なる配信ツールではなく、その未来を実現するための採用マーケティング基盤だと捉えています。
—–—最後に、検討中の方へメッセージをお願いします。
CastingONEの良さは、機能もさることながら「本気の伴走支援」にあります。 単にツールを入れて終わりではなく、「どうすれば成果が出るか」を一緒に考え、時には「もっと配信しましょう」と尻を叩いてくれる。 採用課題は尽きることがありませんが、一緒に悩み、解決してくれるパートナーとして信頼しています。
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